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りゅーかんの高専キャリア教育論

高専生の価値、高専生のキャリアについて議論するためのブログです。

【りゅーかんの仕事の流儀】メディア事業で3年間プロデューサーを務めている僕が考えるウェブ担当者の仕事

りゅーかんのひとりごと
りゅーかんはポータルサイトの運営に3年ほど携わっていて、
  • サイトリニューアル
  • EFO
  • A/Bテスト
  • SEO
  • サイト高速化
  • オウンドメディア
などのメディアプロデュースから、
  • 営業
  • 利用規約策定
  • クレーム対応
  • 新規サービス立案
  • 新規事業立案
  • 事業の仕組み化
  • P/L管理
まで幅広い仕事をやってきました。
今回はそれらを振り返り、これからウェブサービスに携わる人が身に付けるべきスキルや考え方について語ってみます。
 

兎にも角にも事業理解が第一歩

最初から高難易度のお題です。でも、成果を上げるための土台というか前提条件は、『自分がどんな仕事に携わっているのかを正確に理解すること』です。言い換えると『誰にどんな価値を提供しているかを理解せずして、どうしてメディアを成長させられるのでしょう?

例えばあなたが動画配信サービスの担当者をしていたとします。

『誰が(高校生/社会人?男性/女性?)自社サービスを利用するのか』

『何に(話題性?権威?)価値を見出して自社サービスを利用してくれるのか』

が分からなければ、どんなコンテンツを作るべきかも、どんな手法で集客すべきかもわかりませんよね。その状態でSEOや広告に投資をしても、それは効率的な集客にはなりません。SEO業者も広告代理店も、あなたよりあなたのサービスに詳しくはないのです。

新卒入社だったり仕事を引き継いだばかりの人は、そうは言っても目の前のタスクをこなさなければならない時期もあるかと思いますが、自らの事業について勉強する時間を作って下さい。それは必ず1年後の成長に繋がりますし、会社にとっても大きな利益に繋がるはずです。上司もそれを望んでいるはずなので、事業理解を深めたいという気持ちをアピールして色々教えてもらいましょう。

モニタリングの仕組みを作りROIを管理する

さて、自分が何をしているのか理解したら次にやるべきはROIの管理です。日々の仕事がいかに売上利益に繋がっているかを理解するために必要なKPIを設定し、各種施策のコストと効果をマッピングしていきます。

先の動画配信サービスの場合、プロダクトの売上利益をトップに、SEO、リスティングフェイスブックページなど集客経路毎のコスト、反響等を入力してCVRやCPAを算出して並べましょう。時系列の推移を見ることで、『SEOにコストをかけた価値があったのか』『リスティングはもっと効率化出来ないのか』と言った気づきが得られるはずです。その気づきと、各施策の伸び代を考慮することで、必要な施策と予算が見えてきます。また、UI改善は全体のROI向上に貢献する施策なので、EFOを中心に効果の出そうな施策をリストし、必要となるコストを算出しましょう。

周りの協力を得ながらここまで進むことができれば、細かい仕事に追われても全体感を失わずに成果を出すことができます。また、モニタリング資料はそのまま経営指標としても機能するので、上司とのコミュニケーションもスムースに進むようになります。りゅーかんの場合はKPIのダッシュボードをそのまま上司への報告や会議に提出していました。

施策の詳細要件を整える

代理店に任せてはいけません!
 
大事なことなのでもう一度言いますが、代理店に仕事の要件定義を任せてはいけません。なぜかというと、(言い方が悪いのですが)代理店は要件定義を適当にやっても実害はありませんし、そもそもあなたのサービスやサイトについて詳しくないからです。プロダクト担当者はサイト運営の責任者です。周りに相談したりググったりしながら、各施策について勉強して自ら要件定義をやってみましょう。幸運なことに、ウェブ担当はみんなウェブで答えを探すので、同じような質問と回答はいくらでも見つかります。『ワイヤーフレーム 書き方』とか『SEO 失敗談』とか『リスティングのアカウント構造 初めて』とか、色々検索して知識を積んでいきましょう。 
自分でやることで理解が深まるのはもちろん、それを叩き台として上司や代理店に相談することで、よりよい要件にブラッシュアップすることができ、結果として早く正確に施策を進めることができます。あなたが要件を気にしていることがわかると、代理店もいい仕事をしてくれることでしょう。
 
大事なことなのでもう一度。要件定義は自ら行いましょう。
 

施策の実施、振り返り

ここまでこれたら、あとはもう実行あるのみです!しっかりと考えたのだから、とにかく実行して結果を積み上げましょう。実行力だけが成果を生み出します。実行と振り返りのフレームワークを作り、仕組みの中で施策の実施を繰り返すことでスキル習得が効率化出来るので、実行しながら仕組み化できるものはどんどん仕組み化していきましょう。

施策の幅を広げる

仕事が回り始めると、何をしたら売上利益にどう繋がるかの手触り感が出てきます。そうなったら今度は色々と新しいことに挑戦してみましょう。ベースの仕事がうまく回っていれば、新しい施策にどれだけのコストを費やせるかがわかっているはずです。その許容範囲で出来ることを沢山リストし、タイミングを見て小さく始めてみて下さい。中々成果に結びつかないかも知れませんが、たまにいい施策に巡り合えるはずです。それはあなたの努力の集大成として生まれた成果であり、あなたがクリエイティブに仕事をするようになった証拠です!

まとめると普通の仕事術になります

最初にリニューアルとかA/Bテストとか書いておきながら全然触れませんでした。期待してた人がいたらごめんなさい。でもね、ウェブサービスを通じて売上利益を上げるために必要なスキルは、ほとんどが普通のビジネススキルだと思うんです。

  1. 目的を理解し
  2. 現状を理解し
  3. 自ら実行者として現状と理想のGAPを埋める

 

孫氏の時代から勝利の法則は変わっていないという話でした。

孫子 (書物) - Wikipedia

 
りゅーかんのビジネスバイブル
事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?

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