高専キャリア教育研究所

高専生の価値、高専生のキャリア、高専生のモノづくり、高専生のプロジェクトについて情報発信するブログです。

高専キャリア教育イベントに込めた想い

高専キャリア教育研究所のりゅーかんです。

2017119日(木)に東京高専で全学向けキャリア教育イベントを開催することになりましたー!

(パチパチパチ)

同窓会主催・学生向け学科横断キャリア教育セミナーのご案内|国立東京工業高等専門学校

このイベントは東京高専同窓会が主催なんだけれど、りゅーかんが企画担当として全体構成のアレンジを行いました。約2年前の情報工学科の学科講演会を皮切りに、学科単位でキャリア講演会を開催すること4回。同窓会会長のお目にかかってやっと全学(専攻科生含む)規模のイベントに仕上がってきたので、このイベントに込めた想いと今後の見通しを記しておきたいと思います。

 

どんなイベントを企画したの?

「学生が将来を考えるための材料を提供する」ことを目的として、今回は3つの要素でイベントを構成しました。

 
その1:高専初期の大先輩が人生を語る

いわゆる偉い人の講演会ですね。高専の歴史を体現する人生を歩んできた大先輩のお話を通して、昔はそうだったんだ、とか、大先輩も色々あったんだなー、と思ってもらえれば良いと思います。どちらかというとこれは、学校との会話の中で権威的な人を呼ぶ雰囲気があって設定されたコンテンツではあるのだけれど、長い人生をどう歩んできたかを知ることで、長い時間軸でキャリアを考えられるようになってもらえたら嬉しいです。

 
その2:自分の「好き」を分析して将来を考える

りゅーかんの知り合いにキャリアコンサルタントの資格(CDA)を持っている石丸亜矢子さんがいて、今回のイベントのためにワークショップを企画してくれました!

内容的には、

  • 自分の「好き」をマインドマップで言語化する
  • 周りの人達でそれを相互にシェアする
  • 自分の好きなものを仕事に繋げていくイメージを持つ

という流れになっていて、「日本語ブーム」を引き起こした齋藤孝先生のメソッドを短縮化したようなものになっています。

齋藤孝のホームページ

偏愛マップ―キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド

偏愛マップ―キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド

 

 一般的なキャリア教育ってとかく「成功するキャリアプランを描こう」とか「夢を見つけよう」とかなりがちで、りゅーかんもそんな話を何度かして(全然学生に刺さんなくて)反省しています。大体、成功したいとか夢を目指すとかは、意識高い一部の人間の考え方であって、大半の人にとってはどうでもいいんだよね。でも、今回のワークショップのテーマである「自分が好きなことを仕事に繋げる」というのは、一つの共通解としてみんなに通じるんじゃないかと思うから、今の自分を見つめて将来を考える時間を満喫してもらえたら嬉しいです。

 
その330歳くらいの脂が乗ってる先輩達が卒業後のリアルな人生を話す

これはりゅーかんがキャリア講演会を始めた時からのコンセプトイベント。卒業後10年が経って社会のあれこれを知りながらも、一方でその社会を変える立場になった若き挑戦者が、生々しく自分のこれまでや高専の価値を語るコンテンツです。これまでも学生、保護者、先生方に評価してもらったコンテンツで、昨年は先生に黙って全国の高専卒業生を5人くらい招聘して無邪気にツイッター授業をやったりしています。

togetter.com

僕の直感なんだけれど、20代の子はまだ会社に遠慮して自由に発言できないし、40歳を超えるとなんか権威的な話をし始めてしまうんだよね。だから、30歳くらいの挑戦者が一番生々しく人生を語れると思ってこのコンテンツをやっています。

また、今回は進学希望者のためにZENPEN代表の森本くんにも来てもらって、思いの丈を語ってもらいます。

www.zenpen-kosen.com

進学も就職も、先輩の生々しい話を聞いた上で決断できるといいよね。

 

ポスターは高専生に作ってもらいました!

かの有名な高専卒イケメンエンジニアのうみさまが発した有名なお言葉

学生のうちにコードで稼げ

twitter.com

そうなんだよね。今の時代、学生だからとか社会人だからとかなくって、自らの価値を社会に提供して対価をもらう訓練をしないと自由に生きていけないのです。僕はこの意見に大賛成で、少しでも高専生に仕事を提供したくてこんなツイートをしました。

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そしたら、東京高専の広報局の人が返信をくれて、結果ポスターデザインを発注することができました!

こちらが完成したポスター。

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作成してくれたのは東京高専の4年生、Hina Imafujiさんです。高専生と一緒に仕事ができて嬉しかったありがとう!ちなみにメイン画像は今年のゴールデンウィークにスーパー大ヒットしたm-gram診断のデザインなのですが、社長が旭川高専卒の天才(マッド)データサイエンティストの松村有祐氏で、COOはりゅーかんがやっています。

m-gram.com

りゅーかん「高専でキャリア教育イベントやるんですけどm-gramデザイン使っていいですかね?」

ゆーすけさん「いいじゃんいいじゃん!使いなよ。」

という会話がなされ、このキャッチーなデザインのポスターデザインが実現されました。松村氏もまた高専に深い思い入れを持った人で、高専生の価値を社会に伝えたいという熱い想いから今回のデザイン提供が実現したことをここに記しておきます。補足ですが当社のVPoECTO的な人)も高専卒で、m-gramは立派な高専発イケイケベンチャーです。世界を変えたい高専生は是非うちに遊びにおいでやす。

 

これから何をするの?

そんなこんなで今回のキャリア教育イベントが実現したので、これから僕が何をしたいのかを記しておきます。

 
こんないいイベントは全国展開するしかないよね!

3年の取り組みを通じて、様々なご縁の中で「学生に寄り添えるキャリア教育イベント」の形が出来てきたなと思っています。高専は全国に57校あるので、これは全国展開を目指さねばならん!というのが一つの目標です。学校単位で口説くのは大変なので、「東京近辺の高専を対象に新宿でキャリア教育イベントを開催」的な感じでスケールしていきたいと思っています。その中で結構大切なのが保護者を巻き込むことなんだけれど、準備は出来ているので大丈夫です。

で、規模拡大に際して「高専を愛する先輩」の運営メンバーと、「高専を愛する企業」のスポンサーを募集します。全国の高専生に愛を伝えたい方がいたら、是非こちらから連絡して下さい。また、「うちでもやって欲しい!」という学生や先生からのご連絡もお待ちしています。

goo.gl

 
高専生のモノづくり力を社会にアピールしたい!

そうして高専生と保護者にキャリアについての啓蒙活動をしつつ、具体的に高専生の社会的プレゼンスを高めるために、クラウドファンディングと提携して「高専生向けのプロダクトお披露目サイト」を作ります。11月にローンチ予定で話が進んでいます。

21世紀前半はITIOTの時代で、とにかく「明日プロトタイプを作れるヤツ」が求められています。歴史的に現場力No.1の人材を輩出してきた高専の価値は、間違いなくこれから再認識されるはず。高専では「社会実装プロジェクト」をはじめとした偉大な取り組みが沢山行われているので、その成果を社会に伝えるためのプラットフォームを僕が作ります。

で、これから運営するに当たって「高専生を愛していて実力のある先輩」のメンターや「うちに売れそうなものあるよ!」という学生/先生から応募を募集します。是非こちらから連絡して下さい。

goo.gl

 
最後に

そんなこんなで色々やっているんだけれど、僕は高専生の声を聞きたいんだよね。君たちがいま何に悩んでいて、なにがやりたくて、どんな生活を送っているのか。そんな声を伝えてくれたら、先輩として絶対にお手伝いします。なんでもいいから、君たちの声を僕に聞かせてください!

goo.gl

5,000兆円はないけれど「うちの高専にYahoo!CTOを招待したい」とかならできるかも

 

補足

最後まで読んで頂きありがとうございます!

このプロジェクトに共感して手伝ってくれる人が全国に10人くらいはいると思っているので、よろしければフェイスブックやツイッターでシェアをお願いします!