りゅーかんの高専キャリアブログ

高専をエンパワメントするために生きているりゅーかんのブログです。

もしもあの時の僕に助言できたら 〜高専卒業後これまでのりゅーかんへ〜

 

高専OBOG Advent Calendar 2019 - Adventar12日目の記事です。

 

どうも、りゅーかんです。

 

普段はりゅーかん@高専キャリアとして学生と戯れています。

kosen-career.tech

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このポストでは、今年36歳を迎えた自分の過去を振り返って反省点を抽出し、それに対して「今の僕からの助言」を送りたいと思います。沢山あるのですが、書いてて辛くなったので2つだけ紹介したいと思います。

 

最初に簡単にプロフィールを紹介します。

 

【年表】

 

1999〜 東京高専物質工学科入学

2004〜 東京工業大学生命理工学部入学

2006〜 東京工業大学生命理工学研究科 博士一貫コース入学

2009〜 博士3年次退学、Speee SEOディレクター

2012〜 リブセンス 事業部長

2013〜 リクルート住まいカンパニー 事業開発

2016〜 m-gram COO

2017〜 高専キャリア設立、ベンチャーで事業開発を転々とする

2019〜 高専キャリア本格始動

 

【基本的性格】

 

高専時代に「りゅーかん至上主義」という単語が生まれたほど自己中心的なポンコツ野郎です。

 

mgram.me

 

M-gram診断の結果を見ると、

 

めっちゃ創造的な仕事が向いてるけれど孤独が好き過ぎるからそもそも社会に向いてないよ

 

という感じでしょうか。

社会人10年目ですが、上の年表に書いてないものも含めて8回くらい転職しています。理由はほとんど、気に食わないことがあって上司か社長と喧嘩したからです。思い起こすと、高専時代も寮を抜け出したところを発見されて「停寮」を言い渡された時に、逆ギレして自主退寮した覚えがあります。典型的に中二病を拗らせたタイプで、いつも人に迷惑をかけながら、そして死ぬほど支えていただきながら生きています。ちなみに僕には子供が3人いますので、子供が生まれるたびに転職するポンコツな親です。年収が半分になって死にそうになったこともあります。「高専キャリア」という運命的ミッションに出会わなければ、今頃どこで何をしているのか想像することができません。

得意なことは欠点の逆で、「誰も思いつかない仕事を見つけること」と「とりあえず一人で突っ込むこと」です。いわゆる事業開発的な仕事が向いていて、事業立ち上げフェーズの会社によく誘われます。最近はその思考プロセスを「イノベーションフレームワーク」に落とし込もうとしていて、イノベーションが必要な会社や人に売っていこうと思っています。ただし、独善的で孤高なので営業力はポンコツです。今日もCTOに「売上以外は完璧!」と言ったら、「りゅーかんさんそれ事業開発で一番無能なパターンですよ」と言われました。生きていくのは難しいと思っています。

 

さて、そんな僕もいまはマイミッションを見つけて走ることができているのですが、後悔ではないものの「あの時こうしておけばよかった!」という反省が沢山あります。ここではそんな反省点を纏めながらシェアし、いまの僕から優しい助言をしてみたいと思います。

 

助言その1:勇気と無謀の違いについて100回考えてみよう

 

起こった現象

最も反省すべきは博士3年で中退したこと。実験データを大量に持っていて、あと半年我慢して論文を書けば「PhD」の称号を手に入れることができたのに捨ててしまった。ある会社では、事業部の大黒柱と言われながら些細なことでキレて転職した。そのままいれば大きな役職と裁量が与えられ更なるキャリアアップにつながったはずなのに、あっさり捨ててしまった。次の会社でも、ストックオプションを付与されていたので、3年間いれば1,000万円を超える現金が手に入ったはずなのに、些細なことで転職しその権利を捨ててしまった。次の会社でも、役職と大きな裁量が確定したポジションで働いていたのに、しかも、副業し放題なので高専キャリアをしながら働くこともできたのに、謎の勢いで「俺は高専キャリアで生きていく!」と言って辞めてしまった。結果、年収は半額になり、そしてお金のためにスタートアップやベンチャーで働くこととなった。

 

それによって失ったもの

・PhDという最強クラスの肩書

・安定した生活基盤(給料・現金)

・そこにいれば手に入ったはずの役職と裁量

 

りゅーかんからの助言

まずは、その無謀ともいえる選択を繰り返しながらよく生き残ってきました。なんだかんだで、りゅーかんの人生の苦難を突破する力は人並外れて優れている証拠ですね。その力は誇りに思っていいと思います。そして、なんだかんだで、人生もいい感じになってきているよね。それは、これまでの君の人生や選択が決して間違いじゃなかったことの証明でもあり、そこも安心して欲しい。

その上で、あえて聞くけれど、もっと上手くやる方法は果たしてあったかなぁ。富や権力が大切っていうわけじゃ決してないけれど、家族の生活に影響を与えるような選択をしなくても、今の挑戦に繋がる道は沢山あったんじゃないかな?もっと、粘り強く成果を出して、周りの信頼を得て、その力を合わせることで今より早く強くやりたいことを推進することもできたんじゃないかな?たらればを言っても意味はないけれど、でもちょっと考えてみようよ。

「東工大でPhDを取得したりゅーかんはいまリクルートで働いていて、名刺には事業開発担当マネジャーの隣に(理学博士)と併記されている。リクルートの看板を借りて築き上げた人脈と影響力を活用して、非大卒や専門職がキーワードとなったいま、大手企業や官公庁と交渉して高専のブランド価値向上に関する高レイヤーの協定を結び上げ、そして手元にある2,000万円くらいの現金をオールインして高専キャリアへのフルコミットを表明する。誰もがりゅーかんの存在を無視することはできず、コンセプティブな事業や企画を社会が応援してくれている。もちろん、しっかり稼いでいるし、週3日くらいの労働で家族との時間も十分に楽しんでいる。」

さすがに美化しすぎだけれど、全ての選択を完璧に補正したら、こんな現在もあったんじゃないかな。

僕は、君の突破力を信頼しているし、孤高に戦いがちな生き方もりゅーかんらしくて好きだよ。でも、君が辿り着いたミッションは高専キャリアだよね。だから、そのミッションを最も美しく仕上げるための選択、つまり、「将来の自分にリターンするためにいまの自分の選択を補正する」ことは君自身にとってメリットしかないよね。決して、一般論として「嫌なことも我慢しなさい」とか「人の言うことにも従いなさい」とか言っているんじゃないの。誰のためでもなく自分のために、我慢や安定を選択した方が良い時も結構あったんじゃないかなって話。自分のためにならないところでリスクある道を選ぶことは、それはさすがに無謀だと僕は思うよ。

だからさ、これまでの人生を決して否定することなく、でも、これからの人生ではそういう視点も持ちながら、「未来のために耐える」「未来のために安定を築く」というスタンスも意識して生きていって欲しいな。その方が、やりたいことの実現にも、自分自身の幸せにも、きっと早く辿り着くと思うよ。

 

助言その2:期待してくれている人の言葉を100回考えて行動してみよう

 

起こった現象

例えば博士課程を辞める時、富士通で部長として働く先輩が夜の3時まで怒ってくれた。「PhDの肩書は大手メーカーの部長と同じ影響力があるんだぞ。それを取れる権利を捨てるなんて絶対に反対だ。」と言われていたにも関わらず博士課程を中退して、いま死ぬほど「PhDがあれば全然違った」と思い知らされている。ある会社では「りゅーかんさんは事業の大黒柱」だと言っていただき、ある会社では「うちで役員になって欲しい」と言っていただき、ある会社では「りゅーかんみたいに尖った人間が、結局この会社を大きく変えるのかもね」と言っていただいた。そういった期待を裏切る形で転職を繰り返した結果、やりたいことを余力を持ってやることができずに随分苦しんだ。

 

それによって失ったもの

・人の期待に応えることにより積み上がる信頼

・継続や積み重ねにより生まれる安心感と影響力

 

りゅーかんからの助言

さっきも言ったけれど、そのスタンスを持ってここまで生きてこれた生命力がまず半端ないね!自分のことながらその点だけはめっちゃ尊敬に値するよ、本当に偉いしお疲れ様。

人の言うことを聞かないっていうのはさ、ポジティブに言えば「自分持ってる!」ということで、リーダーや思想家に必要な資質。だから、君に対して「人の言うことを少しは聞け!」って怒るつもりはない。ただね、さっきと一緒で、それによって自分自身の幸福度や選択肢を狭めているとしたら、さすがに愚かなことと言えるよね。自分の幸せはもちろん大切だよね?だったら、自分自身と自分がやりたいことのために、人の言うことをちょっと頭の片隅に置いておくのはどうかな?そんでね、大切な意思決定をする時には、そういった「自分に期待してくれた人たちの助言」を思い出して、それも参考にしながら、「そうした人たちが喜んでくれるかな?」「自分は本当に幸せになるかな?」ということを考える癖を身につけるといいと思うよ。そしたらさ、もっともっと充実して幸せな選択を沢山積み重ねて、最高にクールなりゅーかんに生まれ変わると思います!

 

 

 

 

 

自分の懺悔を公開してもあんまりメリットがないのですが、きっと、この世界には僕と似たような特性の人が少しはいるんじゃないかと思って書いてみました。興味を持ったことに突っ込んでは、飽きたり対人関係に問題が生じたりしたらすぐに辞めてしまう。周りから見ると「え、あの勢いでやってたのにここで辞めちゃうの?」っていう意思決定を簡単にしてしまう。

 

そんな、実力派ポンコツ勢の人が、少しでも「自分にとってよい意思決定」をして幸せになりますように。

高専キャリアについて〜これまでとこれから〜

高専キャリアは「高専生のキャリアを支援するため」に設立されました。いろんな活動をしているからか「何をやってる会社なの?」とよく聞かれるため、ここで高専キャリアについて少しまとめてみたいと思います。

 

足元でやっていること

キャリア教育セミナー

2015年の末に東京高専情報工学科の学科講演会(学生と親御さん対象)で、30歳前後の友人3名に自身のキャリアについて話してもらうことから始まりました。その後、東京高専の4学科の学科講演会を制覇し、授業を1コマ受け持ったりもしました。偉そうに先輩がキャリアを語ってもつまらないと思い、「Twitter中に授業する」というスタイルを導入し、割とウケがよかったので2年連続でやりました。先生方に許可は取っていませんが、先生方も楽しそうでした。高専とはそうゆうところです。

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「還元主義の罠」にハマる採用領域

りゅーかんです。

今日は、新卒採用関連でいい感じの事業作れないかなーとブレストしていました。

 

ここ数年の新卒採用領域のトレンド

大きな流れとしてはこの辺りでしょうか。

逆求人モデルの浸透

古株のジースタイラスさんが2004年設立なので、15年の歴史を持つビジネスモデルになりましたね。昨今の売り手市場を受けてか、特にベンチャー系を志望する高スペック学生の間では人気が高まっているようです。対するベンチャー企業も「大手の採用活動解禁前に優秀層をグリップする」手段として活用することがあたりまえ化しています。一方で、ブランド力のあるメガベンチャーが自社及び3社共同で逆求人採用を始めたりと、ベンダーに依存しない企業も出始めています。

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高専卒起業家・CXO交流しナイト! #1 を開催しました

7/19に「高専卒起業家・CXO交流しナイト! #1」を開催しました。

高専卒起業家・CXO交流しナイト

connpassキャプチャ

 

共催で会場提供もしてくれた、三木さん(Repro co-founder兼東京高専卒業生)と偶然会話した時のこと。「高専卒でスタートアップ/ベンチャー界隈に来る人って中でも強い(ヤバい)人多くない?そのへんの人たちのコミュニティ作れたら楽しくない?」

 

そんなノリでとりあえず初めてみました。

意外にも、エンジニア以外の高専卒業生が大半だったのが新鮮でした。

 

いつも通りLTしたいマンが勝手に場を盛り上げてくれました

参加者は14名。初回にしてはなかなかの集客となりました。

会の内容としては、

 ・参加者が有志でLT

 ・ビールとおつまみを用意して交流会

がメインでした。

初めてお会いする方も多かったのですが、

 ・参加者14名中7名がLT実施

と、いつもの高専界隈のテンションでことが進み楽しかったです。

 

次回以降は戦闘民族の心をくすぐる企画を作ります!

基本的にとっても楽しかったですし、2次会も盛り上がりました!

しかし、僕の準備不足が否めず「面白い交流会」で終わったと思っているので、次回以降で「高専らしさ」「戦闘民族らしさ」を醸成する工夫をしていこうと思いました。

 

 

スタートアップ/ベンチャー界隈の高専卒業生が集まる理由について、ご意見のある方はぜひご教示下さい!

高専カンファレンス新春 in 大阪に参加しました

1/12開催の高専カンファレンスに参加してきました!

 

とりあえず公式

kosenconf.jp

高専カンファレンスとは?

常時下を向く限界高専オタクが集まって限界LTをするイベントです。

全国の高専生が集まって、想い想いのLTをしたり交流したりするイベントです。毎年全国各地で開催されているので、高専生に触れ合いたい人はぜひ参加しましょう!社会人も高専と関係のない人でもOKです。

りゅーかんは前々からプレゼン枠で申し込みしていたのですが、前日の仕事が終わらみでかつ翌日は都内でイベント運営という過酷なスケジュールでの参加となりました。

どんな会だったの?

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第二回 高専キャリア全国大会開催レポート

りゅーかんです。

今年最初の大規模高専イベント『第二回 高専キャリア全国大会』が1月5日(土)に開催されました。前回から3ヶ月と経たない中でのスピード連続開催でしたが、一言で言うと最高に盛り上がりました!ブログを書くまでがイベントなので、こちらに運営としてのレポートをまとめたいと思います。

第二回 高専キャリア全国大会 集合写真

第二回 高専キャリア全国大会 集合写真

 

どんなイベントを開催したのか?

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181031_高専キャリア教育研究所の活動記録

高専キャリア教育研究所社長のりゅーかんです。

公開週報を試みていたのですが久しぶりの投稿になってしまいました…。

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※高専生のプレゼンに拍手する松尾先生@東大教授

 

色々と活動していたので、モリモリで進捗報告させていただきます!

進捗報告

第一回 高専キャリア全国大会開催!

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やりました!

高専生に、ワクワクなキャリアパスを

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