高専キャリアについて考えるりゅーかんのブログ

高専をエンパワメントするために生きているりゅーかんのブログです。

高校生/大学生と「日本にスタンフォードを作るには?」の対話をしました。

本日も午前中は梨農家を満喫しながら、午後はPower of innovation (POI)の同窓会イベントに参加させていただきました。

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※一玉1kgの幻の梨「稲城梨」

 

POIは、日経新聞社からスピンアウトした「(株)教育と探求社」が主催するイノベーション教育プログラムです。全国の中高生+高専生が集い、企業が出題するリアルな社会課題を解決するために2泊3日の間徹夜を惜しまず活動します。

powerofi.jp

こういったプログラムに参加した方ならわかると思いますが、「まだ社会に触れておらず、世界が自分の身の回りだけ」という中高生の発想力とパッションには驚くべきものがありますよね。

本日は2017/2018のPOI参加者を対象とした同窓会イベントで、ご縁がありオブザーバー兼メンバーとしてこの場に参加させていただきました。

 

同窓会とはいえ意識の高い若者が集まる場。イベント全体がダイアログ形式で、様々な問いに答えるワーク形式で進められます。前半戦は「あなたにとってイノベーションとは?」「あなたがいま変えたいものは?」などの問いに対してワールドカフェ形式で対話を繰り広げました。驚いたのは、参加した若者のみなさんの活発かつ柔軟な姿勢です。各自が自分の意見をしっかりと主張しながらも、「それってこう考えたらこうだよね?」と異なる視点の意見が生じた時には素直に受け入れ、様々な意見の先にある答えを見出そうと協力し合っていたのです。直接的な利害関係がないからとはいえ、オトナの世界では難しいナラティブな学習の場があったと思います。

 

後半戦では「この場で話したい話題」が募集され、それについて対話をする場が設けられました。僕は、自らが推進したい「この国にスタンフォードを作るには?」という話題を提供し、3名の高校生/大学生と対話をさせていただきました。

「スタンフォードはどんな大学なのか?」「なぜこの国でスタンフォード(のような存在)がないのか?」という前提を話したあとで対話を始めたのですが、3人ともすごい熱量で興味を持ちながら会話してくれて本当に嬉しかったです。「学歴を獲得することがインセンティブとなっているこの国の教育システムでは、イノベーション教育はそもそも難しい」「右へ倣えしか知らない若者全員に、一度はInnovationの世界を見せてあげるべき」「自由には責任が伴うから、一定の選抜された人間が自由と責任を背負って活動するのがあるべき姿では?」「うちの高校では、結構やりたいことを極めている人が多いかも。そうゆう感覚の場がイノベーションに近いのでは?」などの意見が飛び交い、そうだよねそうだよねと思う一方で、「侮るなかれ、若者はこの国の教育システムの課題を見極めている!」「この国の未来を担う若者のために、オトナである僕は何が出来るだろうか?」といった緊張感を持つことができました。

最終的には、「InnovationとOperationは2元論では語れず、それぞれの人や教育機関がどのバランスで存在するかが大切」「その中で、Innovation側の教育があまりに足りないよね」という流れに落ち着きつつあったのですが、イベント終了後に「もっとこの話題で議論したいです!」「高専生を知らないから、機会があったら会ってみたいです!」と言ってもらえるくらい興味を持っていただきました。キャリア教育お兄さんとしては死ぬほど嬉しい状況でした(笑)

 

僕自身は、戦略的側面も含めて「高専こそ日本のスタンフォード」というスタンスを貫いています。しかし、今回のイベントを通じて、よりオープンに様々な人と対話してこそ、イノベーションに繋がるのだなぁと実感することができました。年齢も性別も学歴も関係なく、社会を前進させる時にはみんなが知恵を持ち寄ることが大切なんだと改めて実感できて良かったです。

 

そんなPOIのイベントは次回2019/3に開催されますので、高専生のみんなはこぞって参加しましょう!!